MakeLoveMind この企画について

20代の、恋を、遊びを、はじめたばかりの仕事を、一生懸命に楽しんでいる女の子がいます。

その子は、可愛くて、今風の、小悪魔系の女の子。
恋することも好きだし、おしゃれにも熱心。
そんな、普通の女の子です。
この企画は、そんな、女の子の想いからはじまりました。

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誰かを好きになって、身体を重ねること。
ごく、ありふれたこと。

あたしも彼が好きだった。
身体を重ねることが当たり前になった。
いつからだろう。
彼が避妊をしてくれなくなったのは。

それからずっと、生理がくるまで不安で不安でたまらない毎日が続いた。

ちょうどその頃に友達から電話がきた。

「あたし、子どもができちゃった。」

当時高校生だったあたしは、話を聞いてあげるくらいで何もできなかった。
友達も彼氏も子どもを育てることはできないから堕ろすことになった。

そんなことがあってからしばらくして、
――――――あたしの生理も、止まった。

頭の中を駆け巡ったのは、妊娠。
もしお腹の中に赤ちゃんがいたらどうしよう。
病院に行くのが怖い。
彼にはなんて言おう。親にはなんて言おう。
あたしに産める?育てられる?

不安だったけど、なぜか彼には言えなかった。
好きだけど、好きだから言えなかった。

勇気を出して病院に行ったけど、結局お腹に赤ちゃんはいなかった。
少しの安心と、やけくそな気持ち。
ただの思い過ごしで、生理不順ですね、といわれて終わり。
きっと、どこにでもある話なんだろうと、思った。

そう、どこにでもある話。

ただの杞憂で済んだけどそれ以来ゴムをつけない男の人はやはりダメだと思った。

それから彼と別れて何年か経った去年の夏、
付き合ってた人が急に機嫌が悪くなって避妊をしてくれなかった。
いつもはしてくれていたのに。

子どもができたらどうするの、そう言ったあたしに彼が言った。

「        。」

彼にとっては何気ない一言だったにかもしれない。
だけど、あたしは傷ついた。

そんなことがあってから、もっとちゃんと向き合わなきゃと思った。

誰にも言えなかったこと、誰かに言いたかったこと。
同じ思いをして欲しくない、伝えなきゃって思ったんだ。

世界はどこにでもある話であふれてる。

遊びともだちが病気になったって言ってた
すぐに治ったらしいけど、悪化すると実は怖いんだって。
友達がそうなるまで、知らなかった。
そんな横で、親しいセンパイができちゃった婚で結婚したりして。
つわりがほとんどなくてラッキーって言っていたけど、
つわりっていつ始まっていつ終わるものなのか、私は、知らなかった。
世界の半分は女性なのに、
自分も女なのに、わたしはどうしてこんなに何にも知らないんだろう。
今のあたしだったら高校時代、相談してきたあの子になんて言うのかな。

あのころの自分から、何にも変わっていない自分。
言う事やることだけ大人になって、なんて無知なままなんだろう。
だから私は、少しずつ知っていこうと思った。
少しずつ、勉強して、友達が困ったら、自分が悩んだら、
きちんと考えられるようになりたいと思った。

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日本家族計画協会の「思春期ホットライン」というものがありますが、
十年相談を聞いていても、その相談内容は、あまり変わらないのだそうです。
(http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=41053  より)

妊娠が心配だったり、病気が心配だったり、
彼氏に、デートレイプのような形で無理矢理犯されてしまったり。
きっと、reira が聞いたような相談だったり、彼女が体験したようなことを、
多くの、十代から二十代の女の子たちが、まるで通過儀礼のように体験している。

それらの体験は、青春時代の失敗や経験になるものもあるかもしれないけれど、
その後の彼女たち、あるいは彼女たちの家族やパートナーの人生に傷を残したりする、
「経験する必要がない苦しみや悲しみ」も多くあるはず。

「知らない」こと「教育されていない」ことはもちろん問題。
でも、性教育で避妊を扱うことも少なくはなく、
インターネットで調べれば、医療機関や政府関連団体が、わかりやすく知識を説明しているサイトがたくさんあります。

では、どうして、女の子は、男の子は、いつもセックスに悩んでいるのか?
どうして、正しい知識を知ろうとしないのか?
あるいは、知っていても、それをパートナーと話したり、行動にうつしたりできないのか?

それは「SEX=TABOO」とされているから。
勉強することも、恥ずかしいから。

「エロくない子」に見えるためには、学校の性教育の時間には目をつぶって顔を赤くしていないといけないし、
性についての知識を自分で調べるなんて、「ヤリマン」「ヤリチン」がやることだから。

「自分がHなことをしたいから、自分が失敗しないために、性のことについて調べる」のは恥ずかしい。
それは、自分の快楽のためのことだから。「私はHがしたいです!」ということだから。

でも、性について知ることが、本当は恥ずかしいことなんかじゃなくて、
とても大事なことだって、女の子も男の子も、大人も子供も、本当はわかっているのです。

「自分も、自分の友達も、パートナーも、自分の先輩も後輩も、失敗させたくない。悲しい想いをさせたくない。
 だから正しい知識を身につける。聞かれたら正しいことを答えられるようにしておく。
 そして、身につけた知識を、自分の友達に、パートナーに、先輩に、後輩に、響くように伝えていく」

そんな活動ができれば、性について知っていくことが、恥ずかしいことではなくなる。

悩んだら、勉強して、考えればいい。
勉強したら、それを自分に、友達に、伝えていけばいい。

企画のコンセプトを作ったreiraも、現在鋭意勉強中!です。

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今ならごまかしたりせずにちゃんと言ってあげられるのに。
高校時代の友達にも、彼に言えなかった自分にも。

女でいることは、男といることは、
やなことだけじゃないよ、ってことも、ちゃんとね。

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この企画は「性教育」企画ではありません。
「性について学ぶ、女の子が、男の子が、学んだことを、胸をはって発信する」性の学習企画です。