知っているようで知らない:妊娠した時の対応

+望まない妊娠をしてしまった場合。

避妊に失敗してしまった。自分にもパートナーにも子どもを産んで育てていくような経済力はなく、堕ろすしかない。でも、どうしたら良いの。

日本には母体保護法があり、「身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれがある」場合と「拒絶がすることができない間に姦淫されて妊娠したもの」に関しては人工中絶が許されています。

ただし、22週を過ぎた場合は中絶できませんので、妊娠が発覚した場合は早めに産婦人科を受診してください。

 

中絶にはパートナーの同意が必要です。費用は大体20万~30万円くらい。病院にもよりますが、未成年が妊娠した場合でもパートナーが既に成人しており、しっかりした人であれば親御さんへの連絡をしないこともあります。しかし両方が未成年の場合はどちらかのご両親(主に妊娠した方)に連絡が行くことが多いです。

自分とパートナー、二人分の署名と捺印のある中絶同意書が用意できたら、先生と話し合って日程を決めます。手術の数日前から体調を整えて、アレルギーのある方は自己申告をお願いします。また、妊娠初期の場合は一日で手術が終わりますが、妊娠12週を超えと入院が必要になります。

 

 

+二つの中絶方法

妊娠初期の場合、胎児がまだ大きくなっていないので、器具を使って胎児を子宮外に摘出する方法で中絶を行います。この場合は、診察後、ラミナリアという子宮頸管を広げていく処置を行い、全身麻酔をかけます。麻酔がきくと手術開始。専用の器具を使って胎児を子宮外に摘出します。この際子宮や膣内を傷つけてしまわないようにお医者様は全神経を使います。摘出が終わるまで大体20分くらい。それで手術は終了です。麻酔が切れ、医師からの許可が下りればそのまま帰宅できます。

妊娠中期の場合、妊娠初期の場合と違い、人工出産させる方法をとります。手術前日から病院を訪れ、ラミナリアにて産道を広げます。三時間おきに陣痛誘発剤を膣内にいれて、痛みと共に胎児や胎盤が出てくるのを待ちます。手術には半日から一日かかります。また、出てきても子宮に残ってる胎盤を取り除く必要があり、処置がが多いため許可が出るまでは入院になります。加えて人工とは言え、出産になりますので、通常の出産と同じくらい痛みが発生します。

 

 

+術後

術後は当分自宅で安静にする必要があります。また、医師から何か指示が出た場合はそれに従ってください。許可が出るまでえっちは出来ません。体に異常がある場合はすぐに病院へ。

人工中絶は体にだけではなく、精神的にもダメージが大きいもの。術後の検診へはきちんと行くようにしましょう。