知っているようで知らない:安全日・危険日

+危険日・安全日とは

 

排卵日程から割り出す危険日・安全日の避妊法は、排卵が行われなければ妊娠出来ないため、避妊成功率は100%に近くなります。しかし、排卵の日程はストレスや精神状態、体調ですぐに変わりますので、確実な日にちを予測することは困難です。ですから「安全日計算したから大丈夫」と楽観的に考えるのではなく、コンドームなど、その他の避妊法と合わせて望まない妊娠をしないよう、心がけて下さい。

それでは、危険日を予測できる基礎体温法とオギノ式の二つの方法をみてみましょう。

 

 

+基礎体温法とは

基礎体温から、妊娠しやすい日(=危険日)と妊娠しづらい日(=安全日)を予測する方法です。

基礎体温。聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない方が多いのでないでしょうか。基礎体温とは、内臓の活動が一番静かな状態が4時間以上続いたときの体温のことを言います。ですから、基礎体温を測ろうと思ったら、朝、起きがけに布団の中で横になったまま計る必要があります。毎日同じ時刻に計れるとベストですが、起床時間が不規則な場合は無理に時間を合わせなくても大丈夫です。それよりも目を覚ましてすぐに、毎日計ることが重要です。

毎日計ることにより、危険日予測が実現するものですので、ご注意ください。女性は、ホルモンの影響で、周期的に体温が低温期(生理始めから2週間程度)と高温期(排卵後2週間程度)とに変化します。

このように、基礎体温法では、基礎体温を測ることにより排卵日を導き出し、その前後を「危険日」としています。しかし、体温は体調やストレスにより変化する者ですので、絶対ではありません。ですから他の避妊法と併用する必要があります。

 

 

 

+オギノ式とは。

オギノ式とは荻野久作博士の学説をもとにしたものです。基礎体温法とは違い、次の生理予定日から逆算して12日~16日の間に排卵が起こるという考えのことです。

そこから排卵日の前後を「危険日」とするわけですが、こちらも基礎体温法と同様に他の避妊法を併用する必要があります。オギノ式は元々不妊症の人が妊娠しやすい日にちを知るために生み出された方法です。

 

 

 

+確認。

ここで、一度確認をしましょう。

 

月経=生理ですか?

はい、そうです。医学的正式名称が月経。俗語が生理です。

 

排卵=月経ですか?

いいえ、違います。

 

排卵とは、卵巣から卵子が飛び出すことを言います。

排卵された卵子が卵管に取り込まれ、精子を待ちます。この状態で卵子と精子が結びつくと妊娠。結びつくことなく終わると、妊娠するために胎内で用意されていた子宮内膜が剥がれ落ちていきます。これを月経と言います。

このように、排卵と月経は違います。危険日予測をするときには注意して下さい。

 

+まとめ。

「危険日」を予測するための基礎体温法とオギノ式ですが、この二つに共通することは“排卵日を予測し、その前後を危険日とする”ことと、“確実ではないため、他の避妊法と併用する必要ある”ことです。

危険日予測に頼るのではなく、コンドームなど他の避妊法と併用して、安心なセックスを楽しんで下さい。