少女と乙女と女とわたし(4)興味はあるけど危ないことはしたくない! 前編

性については考えたい、でも性について語るのなんてはしたない!

そんなふうに思っていて、正直、性についての知識に自信がない皆様。

少女だったあなたが初潮を迎えて、乙女になるときには、
「保健体育の先生」とか「お母さん」が教えてくれたのに、
乙女であるあなたが初Hをして「女」になるときについては、誰も教えてくれない…
そんな矛盾、感じていませんか?

今回は「Hに興味がある、でも危ないことはしたくない!」そんな乙女の声にこたえて、
Hの危機管理について扱います。

●Hにまつわる危ないこと

小画像ぼやけた女の子

Hにまつわる危ないことは、たくさんあります。
代表例は、以下の3つです。

*望まない妊娠
*性暴力
*病気

です。
今回は前後編で、これら3つを扱っていきます。

●望まない妊娠を本気で防ごう!YES避妊!NO中絶!

日本人の、Hを考えるような女の子ならだれでも「中絶」という単語を聞いたことがあると思います。
中絶というのは、平たくいうと、

「望まない妊娠の結果、できた赤ちゃんを、女性の性器から器具等を挿入して、掃除機のような器具で吸い出すor 器具を使って掻き出す」という
お医者さんの行う措置のことです。

よく、漫画などで「この薬を飲めば中絶ができる…」といった表現がありますが、
薬で「いつのまにか赤ん坊がおなかから消える」といったものではなく、
通常は、入院or一日~数日の安静を必要とする処置です。

肉体的にも、精神的にも、経済的にも、周囲への影響を考えても、
「カンタンなこと」ではけしてない、ということを、まず覚えておいてください。

中絶をしなければならなくなるのは、望まない妊娠をしてしまうから。
望まない妊娠をしないためには、そう、「避妊」です。

● 本気で妊娠を防ぐために

「避妊って失敗することあるんでしょ?」
「ずっと外出ししてた友達も、妊娠なんかしてないから大丈夫!」
そんな話はたくさん聞こえてきます。

望まない妊娠を、ほぼ100%防ぐことは、可能です。
可能であるにもかかわらず、どうしてみんなその方法をとらないのか?
それは「本気で避妊をする気がないから」です。

なぜ、本気で避妊をする気がないか、というと、
望まない妊娠をしてしまう人たちは、「男」と「女」になりきれていない
「少年」と「乙女」であり、本当のリスクも、自分の身体のことも知らないままにHをしている「子供」だからです。

乙女は、性のことを口に出すこと、調べたりすることをしません。
なぜならば、そんなことをしたら「自分がHなことを考えている、Hなことをしている」ことがバレてしまうから。

とくに日本では、「乙女」に該当するような年齢の子が、Hなことを考えていることがわかったら
ほぼ間違いなく、しかられます。

少なくとも「あなたは自分の身体のことと、性についてのリスクについてきちんと知ろうとしていてエライ!」とほめられることはないはずです。

でも、自分がHをするのなら、今の年齢がどうであれ、
「乙女」であることをやめて「女」に「大人」にならなければなりません。

周囲の人からみたら「乙女」であり「子供」であっても、
自分自身は、正しい知識を身につけ、それを実践することができる「女」にならなければなりません。

では、「叱られず」に「望まない妊娠を防ぐ」ためにはどうしたらいいか?
その方法をお伝えしたいと思います。

●本気の避妊はどうやってするの?

さて、本気の避妊には、古くからいわれている「ベストプラクティス」があります。
それは、以下の方法です

*女の子は、低容量ピルを日常的に服用します
*男の子は、ゴムをつけます。

これだけです。非常にシンプルなことです。
「男の子がゴムをつける」ことは、彼氏に協力してもらわなければできませんが、
「女の子がピルを飲む」ことは、自分がやればいいだけなので、カンタンです。

でも、多くの乙女たちは、ピルについては「聞いたことがあるけどなんとなく怖いし、産婦人科に行きたくないし…」と
避妊法の選択肢からはずしているのではないでしょうか。

けれど、もし本気で望まない妊娠を防ぎたいのであれば、
今、日本では、(すでに出産をすませている経産婦でなければ)女の子が自ら選択できる避妊手段はほかにはありません。

本気で望まない妊娠を防ぐなら、ピルを飲むのがベストです。

●はじめてみよう!本気の避妊

では、ピルを飲み始めるためには、どうしたらいいんでしょうか?
とくに、学生のみなさんは、こんなことが心配になるかもしれません。

*産婦人科にひとりで行くなんてできない
*親にバレるんだよね?
*お金はいくらかかるの?お金そんなにないんだけど。

たいていの女の子は、ここであきらめてしまいます。
大丈夫。ピルは、避妊のためだけに処方されるのではありません。
本気で避妊するために、潔く、以下のような嘘をつけばいいのです。

「私は毎回生理がとても重いし、生理が不定期で、たびたび怖い思いをする。
ピルを飲むと、生理が少し軽くなるし、定期的に生理がくるようになるって雑誌で読んだ。
生理痛がひどいのも、不純なのもすごく気になるから、今度産婦人科に相談しにいってもいい?」

ここまでで、産婦人科に相談しに行く手はずは整います。
嘘をついていいのか?と悩まないでください。

「私はまだ乙女で、Hなことなんて誰ともしていないわ、お父さん、お母さん。」といいながら、ある日突然
「子供ができて堕ろさなきゃいけない…」と言うはめになるよりも格段にマシです。

とにかく、女の子が自衛のためにピルを飲むためには、まず、産婦人科に行く段取りをつけること、
そして、とにもかくにも、処方をしてもらい、ピルを手にいれることです。

生理不純や、PMSでピルを服用している子もたくさんいます。
とりあえず、嘘でもいいので、「相談できる産婦人科の先生」をつかまえて、
ピルをまずは、手にいれましょう。

●ピルを手に入れようとすることで、処女じゃないことがバレると思っているあなたへ

最悪、もう「乙女」じゃないことがバレたとしても、こう言えばいいのです。

「私は、望まない妊娠をして、お父さんお母さんの孫にあたる子供を身ごもって、堕ろさなきゃいけなくなるなんてイヤなの!」
「でも、私はどうしても好きな人がいるし、性にも興味があるし、身体はもう大人になってしまっているから、自分で調べて考えて、一番いい方法だと思ったから、ピルを飲みたいの!」

信頼関係があれば、上記のように言えばよいし、
信頼関係がなければ(たとえば、突然両親が感情的になって、怒ったり泣いたりしそうだったら)このように言ってみてください。

「ずっといえなかったけど、電車の中で痴漢されて、そのときに、下着の中まで手をいれられて、変な液体をなすりつけられたの」
「そのときはなんでもなかったけど、もし、その液体が男の人の精液で、妊娠したらと思うと怖かった…」
「もう、乗る車両を変えたりとか、友達と一緒に乗ったりするように変えたけど、すっごく怖かったの。」
「最近ぶっそうだし、生理が重いのも本当だし…だから自分で考えて、ピルっていうのが一番だと思って。痴漢にあって妊娠とかしたら、ほんと、イヤだし…!」

望まない妊娠が不幸なのは、あなたにとっても、
あなたの家族にとっても同じ。
それを未然に防ごうとしているあなたは、悪いことはしていない、ということに自信を持ってください。

一番「悪いこと」は、無知なままHを続けていくこと。
どうしても、自分で、自分の避妊について考えられない、でも、妊娠はしたくない、という場合は、
いさぎよくHをすることをあきらめるべきです。

自分の選んだ行為は、自分以外の誰も、彼氏も、責任はもってくれない。
自分と、自分の彼と、自分の家族を不幸にしないために、私がしっかりするんだ!
そんなふうな大人の女性を目指して、行動をおこしましょう!